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種苗会社直営の直売所
2010年7月26日 徳島県

すこし前になりますが、徳島県に行ったときに種苗会社が経営している直売所「四季彩」を訪問しました。

ここでは、種苗、肥料をはじめ近隣農家さんの野菜の販売、そして直売所の裏には「やさいの学校」と貸し農園が併設されています。

徳島1


苗は、キトサンや微生物を使って丈夫に育てた苗をお客様に販売されています。写真のように天井から大きな看板を吊るしてキトサンについての説明をされたり、

徳島2


育苗担当者の顔写真を載せたPOPで育苗へのこだわりが伝わるように工夫されています。

徳島3


一般の苗は、農家さんによって栽培方法がことなるため、できるだけ特別な資材は使用せずに育苗して農家さんへ渡すことの方が大切になります。キトサンを栽培に使用されている農家さんは、「育苗からキトサンを使ってくれてたらいいのに!」と思われている方も多いのですが、育苗会社側では、あらゆる栽培形態に対応できるようにしなければいけないという背景があります。

しかしながら、ここは直売所で、対象はプロの農家さんではなく、園芸に関心のある一般の消費者の方ですので、お店側が独自のこだわりを持って育てた苗を販売することができ、消費者もお店のアドバイスを受けながら使用することができる対面型なので安心です。

きっと、「四季彩の苗は丈夫でいいよ」と評判になるハズです。なぜなら、キトサンは播種から育苗段階で使用されるのが植物にとっても重要だからです。

もうひとつ、ここで人気なのが、この日案内をしていただいた生産農家の原矢さんのお野菜です。この直売コーナーもほとんど売り切れ状態でした。(訪問したのは夕方)ここではもうほとんど野菜が残っていなかったのですが、昼過ぎに立ち寄った別の直売所で原矢さんのナス(筑陽)とキュウリを買っておいたのでよかったです。

徳島4


その後、原矢さんの案内で裏にある「やさいの学校」の農園に行くと、

徳島6


ナスの手入れをされているご夫妻が原矢さんを見つけて、「こんなときは、どうしらいいんですかね?」とナスの手入れの方法を聞かれていました。原矢さんは、ここでも指導をされることがあるので、みなさんご存知のようで、原矢さんは親切にご指導されていました。

あとでお聞きすると、こちらのご夫妻は徳島では有名なうどん店の社長さんだそうで、食に関係されている方が、素材に関心をもたれて自ら野菜の栽培をはじめられている背景も、こうした場所と機会と人との出会いによって成立していることがわかります。

徳島7


こうして、種苗会社の直売所が栽培から野菜の販売までに関わることで地域の人々が農業に関わる機会の提供から、交流、情報交換など、コミュニティーの中心として存在していることは、直売所も飽和状態と言われ始めている現在、専門企業ならではの方向性を感じました。

関連ブログ1 やさいの学校
関連ブログ2 育苗
関連ブログ3 四季彩
関連ブログ4 やさいの学校
関連ブログ5 やさいの学校


| 活動報告 | 11:39 AM | comments (x) | trackback (x) |
ネギ栽培のその後
2010年8月5日 神戸市

前回ボカシ作りをしたエコファームさんの畑を見学に行ってきました。ここではカットネギ用の青ネギを栽培されています。

6月初めに定植した苗が、2ヶ月経って写真のように生長しています。

ネギ6


7月には出来上がったボカシをまいて管理されています。写真は余ったボカシを乾燥させている状態です。

ネギ5


こちらの土壌は粘土質ということで、土作りの時には団粒構造をつくるために炭素率を高め、キトサンや微生物を元肥に散布してからスタートされました。

試しに株を引き抜いて根を見てみると、根は健康そうです。

ネギ4


根のまわりの土も団粒化していることを確認できました。

ネギ2


株元もしっかりしています。

ネギ1


本州の平地でこの夏場に野菜を育てるのは、大変難しいとは思うのですが、今のところまずまずという感想をお聞きしました。

お話しを聞いている中で、こちらのネギはカットネギとして使用されるため、一般に流通する青ネギに比べ外観基準に幅があるということもあり、農薬の使用がかなり低減されていることがわかりました。定植後からこの時点までは農薬を使用していないということです。こうしたことは、消費者のみなさんはあまり知ることができないことです。

今月末からは順次収穫していくことになるそうです。また秋に向けての作付けの準備も今月から始まる予定です。

以前のブログ

| 活動報告 | 05:35 PM | comments (x) | trackback (x) |
アグリフードEXPO
2010年8月3日 東京

アグリフードEXPOが8月3-4日の2日間、東京ビッグサイトで開催中です。

アグリフード


ランドミネラルを製造していただいている石垣の塩さんが出展されているので、今回参加しています。

アグリフード3


石垣の塩が製造される最終過程でできる本にがりを農業用に利用しているのがランドミネラルです。

「これ海水でしょ?」と聞かれますが、違います。1トンの海水から塩は20~25kg程度取れるそうですが、にがりはわずか1リットル程度しか取れません。貴重な濃縮ミネラルです。石垣島の海の恵みが、ギュッと詰まっているのがランドミネラルです。

アグリフード


朝10時からブースに立って農業関係の来場者の方々に、ランドミネラルについての説明をさせてもらっています。2年前の大阪開催時には出展したことがありましたが、今回は農業法人の方が増えたのではないかと感じています。

時間を見つけて出展しているブースを見学していると農産物や加工品にもいろんなアイデアや工夫があり、まためずらしい野菜にも出会いました。東京ということもあり北海道からの出展者が多いというのも特徴です。北海道や東北地方で栽培されている今が旬のトマトやミニトマトの試食もさせてもらったり、いろんな情報も得ることができました。

徳島の知り合いの農家さんが出展されていて、偶然出会うというサプライズもありました。農家さんが生産だけでなく、加工、販売の分野へ進んで開拓してゆく姿勢がますます強くなってきている背景には、既存の流通に対する危機意識と生き残りという現状があるのだと感じます。






| 活動報告 | 07:14 AM | comments (x) | trackback (x) |
生産者と企業のコラボレーション
2010年7月14日 北海道美幌町

北海道というとコムギ、デンプン原料のジャガイモ、砂糖原料のビート、続いて大豆や小豆などの穀物類が多いのですが、僕たちが直接口にできる生食としては、ジャガイモやトウモロコシ、タマネギ、ニンジン、ゴボウ、ナガイモなどの他に、ブロッコリーやキャベツもあります。

キャベツ1


美幌町には、長崎ちゃんぽんリンガーハット向けにキャベツを生産されている農家さんがいらっしゃり、その中の数名の方はランドグリーンを使って栽培をされています。

キャベツの栽培に限ったことではありませんが、キトサンの特性は苗作りの時に出ます。ただし、今年は雨が多いので定植が予定通りに進まず、苗が伸びてしまう傾向にあるようですが・・・

キャベツ5

写真のように元気な細い根が育ち、苗もしっかりしてきます。

キャベツ4


今回訪問した農家さんは約1-3haの面積でキャベツを栽培されていましたが、苗作りのときは、こうした普通のジョウロで丁寧に手作業でキトサンの希釈液を苗に散布されています。

キャベツ3


そして、収穫にあわせて段階的に定植していくので、定植したばかりの畑から、収穫中の畑まで、まさにキャベツの生長過程を一気に見学できる様子です。

キャベツ9


キャベツ8


リンガーハットはCSR(企業の社会的責任)にも「高品質のキャベツづくりに熱心な農家の方々と契約し、農薬や化学肥料を減らした「契約栽培農産物」のみを使用しています。」と宣言している企業です。

コスト高になることは明らかなのに、「日本の野菜を食べる」と、あえて国産野菜だけを使用することを打ち出して話題にもなりました。コスト高による販売価格の改定により売上が一時的に低下したそうですが、現在はお客様の支持をえて回復しているようです。

農家さんとしては、農薬を低減したり、高品質のキャベツを育てることにご苦労も多いと思いますが、こうした信念をもった企業と契約していることに誇り感じながら栽培していることが話を聞いていても感じられます。

「ここのキャベツ食べたことあるかな?」と聞かれ、「いいえ、ないです。」と答えると、収穫したばかりのキャベツをカットして、「食べてみて」と。写真のようにガブッとかぶりつきました。

キャベツ2

「甘っ!美味しい!」とか言っている間に、バリバリと写真のキャベツを完食しました。

作り手のプライドを刺激するのは、それを支える企業であり、最後は消費者だと思います。

こんな体験をするとリンガーハットのちゃんぽんが食べたくなります。

| 活動報告 | 11:11 AM | comments (x) | trackback (x) |
草でもわかる土の団粒化
あのスラリーで、このチモシー その3

土の団粒化は、植物の根を見ることが一番ですが、畑に生えている草を見ることでもある程度判断することができます。

例えば、これはハコベですが、根の浅い雑草です。(春の七草のひとつでもあります。)

土10

そして、これはクローバー。クローバーも根の浅い草です。そしてクローバーの花です。クローバーはマメ科の植物で、根に根粒があり、窒素化合物を生産する根粒菌を宿しているため、土壌を肥やす働きもしてくれます。

土7

根の浅い草が生えるということは、土の団粒化が進んでいる証拠です。


そして、これはキノコです。

土8

キノコは植物遺体の分解しにくいリグニンなどの繊維を好んで分解してくれます。キノコは弱酸性の環境を好み、アンモニア濃度の高い環境では生育できません。キノコが生えているということは、腐植になるリグニンなどの分解が進んでいて、尚且つアンモニア濃度が低く、弱酸性であるということで、投入したスラリー(または堆肥)が植物の生育に適しているという判断ができると考えられます。

土9

牧草のチモシーとキノコ、そしてクローバーなどが共生しています。

そして、こうして牧草の臭いでも判断することができます。これは良い牧草を知っている人でなければできませんが、五感を使って、牧草の健全さを確認し、よい飼料になることを予測しているのは、この地区にキトサンや微生物を伝えてくださっている飼料会社の粂川さんです。

土6



| 活動報告 | 02:40 PM | comments (x) | trackback (x) |
土の団粒構造は、生物のアパート
あのスラリーで、このチモシー その2

良質のスラリー(液状堆肥)ができると、土が良くなり、根がよく育ち、そして作物の品質、収量が向上します。

例えば、土の性質の中で最優先とされる物理性ですが、これは土の団粒構造を見ることで確認できます。細根が多く、その細根に小さな土の粒がびっしりとくっついている状態です。

土1

土の団粒化によって、空気の層ができると根も伸びやすく、微生物や小生物にも適した環境となります。そして、根にくっついた小さな土の粒には保水性があるため、干ばつの時には根に水分を供給してくれます。

土5


一方、土の団粒化ができていない土は、こんな状態です。(写真下)見た目にも空気の層が少なく、べったりとした土というのがわかると思います。この状態では、水はけも悪く、根の呼吸が十分にできず、生物も生息しにくい環境と言えます。実際に細根の量も少ないのがわかると思います。臭いも、ドブ臭い中に、アンモニア臭も感じられました。

土4


団粒化した土壌は、物理性の他に、生物性によるところが大きく、微生物はもちろん、ミミズなどの小生物などの生物によって作られます。写真はミミズの子供です。まだ小さくて、透明です。ミミズの他にも様々な生物が数多く生育していることで土壌の団粒構造ができあがります。

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佐賀県でデコポンを栽培されている塚原さんは、この団粒化のことを「生物のアパート」と表現されていましたが、その通りだと思います。

土2

つまり、ここが生物のアパートです。


| 活動報告 | 01:46 PM | comments (x) | trackback (x) |
あのスラリーで、このチモシー
2010年7月9日 北海道標津町

昨年6月から牛糞尿のスラリー発酵にキトサンを使用されている標津町の更谷牧場さんを訪問しました。キトサンを使用しはじめてスラリーの発酵がガラッと変わったと聞き、7月に見学に伺ったのを思い出します。

昨年の9月にはそのスラリーを散布したあとの2番草を収穫し、良質な牧草ができたという話を聞いていました。そして、今年は1番草の収穫が最盛期を迎えています。写真はチモシーというイネ科の牧草がカットされて畝に積まれた状態。

牧草1

この後すぐにサイレージとして発酵、保存されます。いわゆる漬物のようにして秋冬用の保存食にする訳ですが、この発酵の良し悪しも牧草の品質に左右されるということです。窒素過多の牧草は決して良い発酵をせず、牛も喜んで食べないそうです。

良質の牧草は、良質なサイレージとなり、牛が好んで食べるので、牛は良い乳を出し、量も出て、そして健康という好循環につながります。この好循環の元は、土作りです。土作りの決め手は、良質なスラリーを作ることにある。ということです。

まず足を踏み入れるとフカフカした絨毯の上を歩いているような畑でした。

牧草2

そして、切り株を抜いてみようとしたところ、株の周辺が浮き上がるほど根が張っていました。なんとかして抜いてみると写真の様に根のまわりに団粒化した土が付着しており、さらにミミズを発見しました。この様子では、2番草にもかなり肥効が持続しそうな土壌だと考えられます。その他にも小生物がたくさん。臭いは、いわゆる「土の臭い」で、牛糞の未熟な嫌な臭いはまったく感じませんでした。

そして、チモシーを見てみると、穂が長いのに驚きました。

牧草3


普通のチモシーの穂は、こんなくらいの長さです。

牧草6


そして、節々がしっかりして太く、第1、第2節が茶色くなっていて、これは糖が高い場合に現れる「サイン」だそうです。チモシーは倒伏しやすいそうですが、根張りがよく、茎や節がしっかりしていれば、その心配も少なくなります。

牧草4


こうして収穫された牧草は、すぐに細かくカットされて、サイレージとして発酵、保存されることになります。写真は踏みつけて、空気を抜いている様子です。ある程度空気を抜いて、嫌気発酵(乳酸発酵)させて作りあげます。

牧草5

きっといいサイレージになること、間違いなしです。

以前のブログ

| 活動報告 | 09:41 PM | comments (x) | trackback (x) |
雨の日のボカシ作り
2010年7月3日 神戸市

朝9時より神戸市西区にあるエコファームさんのハウスでボカシ作りを行いました。

ボカシ1

あいにくの天気で朝から強い雨が降っていましたが、関心のある関係農家さんが集まっていただき、関係者を含めて20人程でボカシ作りを始めました。写真は、もう皆さんが帰ったあと、しばらくたった夕方のものです。

ボカシ2

写真のようにザルや桶も沢山あると作業が早く進みます。事前の準備が完璧だったため段取りよく進み、ミキサーで作る場合と、ブルーシートを使って混ぜる場合とを実演して見てもらいました。

雨がビニールハウスに当たる音で、聞き辛かったと思いますが、熱心に聞いていただき、その後は質問もたくさんいただきました。

質問のひとつは、コストに関する質問でした。標準的に畑に入れる目安は150-300kg/10aですので、150kgの場合に10aあたり1200円程度になります。これは作るときに米ぬかの水分が異なったり、水切りが良くなかったりすることにより一定しないため、あくまでも目安です。よく水を切って作れば、それだけ経済的に作ることができます。※米ぬか、モミガラの費用は含まず、資材だけのコストです。

この日準備されていた米ぬか約1000kgとモミガラは容量としてその約半分で、コンテナ99杯分のボカシができました。150Lの活性液もこれだけしか残らず、とても効率的なボカシ作りでした。

ボカシ3

こうして作ったボカシは、この時期でしたら4-5日で甘い香りがしてきますので、これが出来上がりのサインです。すぐに使うのであれば、そのまま。しばらくして使うのであれば、一旦ブルーシートなどに広げて乾燥させます。使うときに水分を戻してあげればOKです。

ボカシ4

先日定植したネギも生長していました。雨が多いので色んな病気が心配ですが、マルチの間の谷の部分や、マルチの上にボカシをふっても雨で流れていくので水の流れにのって運ばれていくことだと思います。

お疲れ様でした。

| 活動報告 | 05:03 PM | comments (x) | trackback (x) |
定植とその後
2010年6月11日 神戸市

先日畑に堆肥を入れていたエコファームさんの畑では、定植作業もほぼ終了という段階にきました。

定植1

今週は月曜日から金曜日まで晴天が続き、作業が捗ったということですが、暑くて大変だったと思います。

畑にあれだけ堆肥や有機物を投入しても、ロータリーをかけて畝を立てた後を見ると、その姿を確認するのはほとんど不可能という状態です。

「あれだけ入れたのにね。」と作業を振り返っての実感のこもった言葉ですが、こうして定植してみると有機物を入れた畑かそうでないかもひと目ではわかりません。

それでも、写真のようにマルチの端を埋めるために土を掘っているところの状態を見ると、しっとりと水分を含んで、ほのかな有機物の香りもあり、よーく見るとモミガラも見るけることができました。このまま上手く分解が進めば、このモミガラも2-3ヶ月で姿を消してしまうことだと思います。

定植2

良い土は乾燥が続いても、団粒化した小さな土の粒の中には水分を保持しているので、萎れにくいというメリットがあります。マルチのすぐ下はそこそこ熱くても、数センチ下の土はしっとりして温度も一定しているという状態になれば、有機物と微生物投入の意味が出てきます。

定植3

有機物が少ないと、ちょうど砂のように乾燥して温度が高くなってしまい、植物も熱のストレスにやられてしまいます。この写真でもわかるように、じっくりと近くで見れば有機物施用の土壌だということがわかります。

晴天が続いた今週ですが、予報では来週からは雨が続く予報ですので、乾燥した表土にたっぷりの水が降ると苗も喜ぶと思います。

| 活動報告 | 06:46 PM | comments (x) | trackback (x) |
南高梅の販売 神戸編
2010年6月11日 神戸市中央区

今週は水ー土曜日まで、大丸百貨店神戸店の青果売場にて南高梅の販売をしていただいております。

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先週の須磨店とはお客様の購買にも違いがあり、郊外型の須磨店では車や自転車で来店されるお客様も多いのですが、神戸店は電車を利用されている方が多いため、1㎏の梅を持ち帰るのは少し考えてしまうようで、週末に来るまでまとめてという声もありました。

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三宮の中心にある神戸店らしい話です。


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